【インフルエンザ】日本人の味方。緑茶がインフルエンザの予防に!豊富なカテキンは食中毒にも効果的
『カテキンが豊富!』と謳い文句にした緑茶を頻繁に目にします。
しかし、みなさんはカテキンがどのような成分なのかをご存知ですか?
カテキンの働き・・?聞いたことないです。。
たしかに日常では耳にする機会がないですよね。笑
カテキンは緑茶に含まれる成分の一つです。
抗菌作用がとても強いことから食中毒・風邪・インフルエンザ対策に期待がされています。
抗菌作用さまざまな菌に有効な『カテキン』について紹介します。
・カテキンってなに?
・緑茶に含まれるカテキンとは
・殺菌や抗菌作用があるってホント?
この記事では、そんなお悩みを解決します!
カテキンとは
お茶にはビタミン・たんぱく質・カフェイン・カテキンなどの成分が含まれています。
カテキンはポリフェノールの一種でタンニンとも呼ばれています。
緑茶を飲むと感じる『渋味や苦味』は主成分であるカテキンが原因です。
しかし、一口に『カテキン』といっても種類があります。
緑茶に含まれるカテキンの種類
緑茶には4種類のカテキンが含まれています。
- エピカテキン⇨カテキン
- エピガロカテキン⇨ガロカテキン
- エピカテキンガレート⇨カテキンガレート
- エピガロカテキンガレート⇨ガロカテキンガレート
4種類のカテキンは、茶葉の加熱処理で左から右のように形が変化します。
中でも抗酸化力が一番強いと言われているのがエピガロカテキンです。
注目したい!エピガロカテキンの特徴
抗酸化力がとても強いエピガロカテキン。
その効果がビタミンCの90倍。ビタミンEの23倍とも言われています。
近年は、抗酸化力を生かしたさまざまな疾患に対する治療薬の開発が行われています。
また、エピガロカテキンは緑茶以外から発見されていないそうです。
カテキンの効果とは!?
4種類のカテキンがどのような活躍をするのかをまとめました。
どのような効果があるのでしょうか?
殺菌・抗菌作用
カテキンの代表的な効果といえば抗菌作用。
食中毒菌に対して抗菌作用をもち、ピロリ菌・赤痢菌・コレラ菌・大腸菌O-157(腸管出血性大腸菌)に対して効果を発揮する万能成分です。
また、食中毒菌は主に『感染型』と『毒素型』の二つタイプに分かれてます。
感染型に対しては細胞の細胞膜を破壊する殺菌作用毒素型に対しては解毒作用を持っています。
対ウイルス作用
乾燥した冬の時期に猛威を振るうインフルエンザ菌と風邪菌。
しかし、カテキンはウイルスに対しても効果を発揮します。
なぜなら、感染性ウイルスは体内の細胞内で増殖をすることで発症します。
しかし、カテキンを摂取することでウイルスが細胞に付着しにくくなります。
付着しにくくなることで細胞内での増殖を阻止することができます。
結果的に風邪やインフルエンザ予防につながります。
風邪菌も対策できるなんて嬉しいですね!
抗がん作用
日本人の死亡原因の第一位である『がん』。
エピガロカテキンがレートはがんの増殖・転送を抑制する作用が認められています。
また、活性化酸素除去や抗突然変異抑制作用があるのでがん予防に役立ちます。
しかし、カテキンがなぜ『がん予防』に役立つのかは科学的に解明されていないため、今後の研究に注目です。
コレステロールの低下作用
コレステロールは主にLDL(悪玉)とHDL(善玉)の2種類に分かれます。
この2種類のうち、私たちの体に悪影響を与えるのは悪玉コレステロールです。
体内に溜まることで動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞などを引き起こす原因となります。
しかし、カテキンは食事中のコレステロールの吸収を抑え、体外へ排出する効果があります。その効果は世間的に認められており、カテキンを取り上げる商品も多く流通しています。
アレルギーの抑制作用
カテキンにはアレルギー反応の抑制効果があります。
アレルギー反応の仕組みは、アレルギー発生物質(アレルゲン)が体内で過剰に反応してしまうことから鼻炎や痒みとして症状がでます。
しかし、カテキンはアレルギー反応の途中で発生する伝達物質(ヒスタミン)を抑制します。このことから、アレルギーの抑制に効果があると言われます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
殺菌効果・抗菌効果の強い緑茶の『カテキン』をご紹介しました。
今回のポイントはこちらです!
・カテキンはポリフェノールの一種
・緑茶には4種類のカテキンが含まれている
・インフルエンザや食中毒菌に対して効果がある
インフルエンザのみならず、食中毒菌に対しても絶大な効果を発揮します。
もしかしたら、私たちが日常的に飲んでいる緑茶が体を守っているのかもしれませ!