【健康】研究から大発見!?冬の風物詩『みかん』が発がん抑制作用を持っていた
『みかん』は国民的に愛されている果物の一つです。
甘いみかんは冬の時期に旬を迎えますが、栄養がたっぷりなのをご存知ですか?
ビタミンCが活躍する美肌効果の他にもさまざまな健康効果に期待ができます。
特に、風邪予防・ダイエット効果・がん予防には注目です。
美容・健康効果のどちらにも期待ができる『みかん』について紹介します。
・美味しいみかんを食べて効果を得るには?
・効果的に発がん抑制作用を受けるには?
・なぜダイエット効果があるのか
この記事では、そんなお悩みを解決します!
みかんの旬とは
一概に『みかん』と言ってもさまざまな品種に分かれます。
今回は、国内において知名度の高い温州(うんしゅう)みかんについてまとめました。
温州みかんは品種も多く、果実の熟期を元に4つに分類されています。
- 極早生(ごくわせ):10月〜11月
- 早生(わせ):11月〜12月
- 中生(なかて):12月〜1月
- 晩生(おくて):12月〜3月
みかんは極早生から晩生(上から下)にかけて味が濃厚に変化します。
人気が高いのは甘さとコクを兼ね揃えた中生(なかて)のみかんです。
みかんの栄養素と効果
みかんにはどのような効果があるのでしょうか?
風邪予防
みかんは免疫効果を高めるビタミンCを豊富に含んでいます。
その量は100gに対して35mgも!
みかん3個でビタミンCの1日目安摂取量を得ることができます。
ビタミンCの1日目安摂取量は100gです。
また、栄養成分のシネフィリンがビタミンCの相互作用によって免疫力を高めます。
シネフィリン以外では、ビタミンAのカロチン・ビタミンEやビタミンP(ルチン)・ヘスペリンなども風邪予防にぴったりです。
ビタミンPのルチンはみかんの白い筋に多く含まれています。
整腸作用&便秘改善
個人差で好き嫌いが分かれるみかんの皮と薄皮。
しかし、見捨てられない効果がたくさんです!
この筋と薄皮にはペクチンと呼ばれる水溶性食物繊維が含まれています。
ペクチンには整腸作用があり、腸内環境を整えて便秘改善の効果に期待ができます。
また、腸内環境が整うことでがん予防・デトックスによる美肌効果にも期待ができます。
疲労回復
すっぱいみかんを食べたことはありますか?
あのすっぱさには『クエン酸』が隠れています。
クエン酸はレモンなどにも含まれており、疲労回復の効果を持っています。
クエン酸の他にも、日常生活では不足しがちなミネラル類を含んでいます。
ミネラルは血液を弱アルカリ性に保つ働きをします。
疲れた時にはみかんがオススメですね!
がん予防
前述の便秘改善でもがん予防について触れました。
しかし、おまけ程度のものではありません!
みかんを食べると手のひらが黄色くなっていた経験はありませんか?
これは、色素の一種である『βクリプトキサンチン』が原因だと言われています。
そんなβクリプトキサンチンですが、近年の研究から驚くべき効果が見つかりました。
強い発がん抑制作用を持っていることが発見されたのです。
しかし、みかんの皮にしか含まれていない残念な点もあります。
マーマレードは美味しく皮を摂取することができます。
ダイエット効果
みかんには3種類の食物繊維が含まれています。
- 水溶性食物繊維:ペクチン
- 不溶性食物繊維:セルロース・リグニン
また、体脂肪を減らす働きをする『シネフリン』を含んでいます。
中でも抜群のダイエット効果を発揮するのがセルロース・リグニンの2つです。
不溶性食物繊維のセルロースとリグニンは、みかんの薄皮・白い筋に多く含まれています。
便秘改善や満腹中枢を刺激する効果があるため、ご飯の食べ過ぎを防止できます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
冬の風物詩である『みかん』についてご紹介しました。
今回のポイントはこちらです!
・12月〜1月の中生(なかて)のみかんがオススメ
・発がん抑制作用はマーマレードを食べよう
・満腹中枢を刺激してダイエット効果に期待
日本人の死因第一位である悪性新生物(がん)。
がんを防ぐことのできる『βクリプトキサンチン』は、今後の研究からも目が離せません。